■男女でお揃いにぴったり！シルバーチェーン
シンプルな見た目で、男女ともに同じデザインを付けられるシルバーチェーン。男性のファッション分野でも広く活用されており、カップルでお揃いのものをつけたり、重ねづけをして存在感を増したりするのにぴったりのアイテムです。
チェーンアクセサリーの素材として代表的なシルバーの特徴は、ゴールド素材よりも比較的お手頃という点です。素材自体が柔らかいので加工や装飾がしやすく、腐食などにも耐性がありますが、金やプラチナに比べると変化しやすい素材です。もちろん、その変化を楽しみながら長く使用できるという良さもあります。そもそものシルバー（銀）素材は、メソポタミア文明のときから愛用されており、ヨーロッパの銀食器にも使われるほど幅広く活用され、世界中で現代にいたるまで使われる非常に身近な素材です。食器として加工されるほど柔軟な金属なので、細かなデザインを施して磨き上げるとピカピカに輝いて、親しまれつつ価値のあるものとして扱われています。アクセサリーにも広く使われていますが、外部から力が加わると傷や黒ずみなどが付きやすい傾向があります。しかし、丁寧に磨くことで再びキラキラと光沢を放つ特性があるので、着用後はメガネ拭きなどの柔らかい布でこまめに磨いて手入れをしましょう。
■シルバーの種類と表記「sv」
シルバー製品の証明として、「sv」や「SILVER」と刻印されています。また「シルバー925」「sv950」など表記されますが、この数字はシルバーの含有量と指しています。シルバー925なら、全体の92.5％が純銀で残りは他の金属が含まれていることを表します。シルバー950なら、銀の含有量は全体の95％であり、シルバー1000なら、銀100％となります。数字の前の表記はすべてシルバーのことを意味し、刻印できる幅によってsvと表記しています。
純度が高いほど加工がしにくいため、アクセサリーなど手を加える場合には925など他の金属が含まれている銀を使用します。また、シルバーには別の呼び名があります。含有率が90％のシルバー900は「コインシルバー」とも呼ばれ、昔の銀貨がこの比率で作られていました。時代とともに銀貨が新しいものに切り替わると、古い銀貨はアンティークの一品として保管されたり、多くの銀貨を溶かしてアクセサリーを作ったりしていたのですが、アメリカの法律で古いコインを加工することが禁止されたことを受け、今後は新しいものが作られなくなりました。その為、銀貨自体やそれを元に作られたアクセサリーは価値が高いものが多い傾向があります。シルバー950は、「ブリタニアシルバー」と呼ばれ、銀の純度が高いため加工が難しいですが、かつては950が主に流通していました。今回の商品であるシルバー925は、「スターリングシルバー」とも呼ばれ、現在のシルバーアクセサリーの主流です。スターリングシルバーの呼び名は、イギリスが銀の品質を保証する法定品位として名付けたことに由来しています。シルバーは長く着用することで黒ずみができますが、アクセサリーによっては、あえてこの黒さを活かしたいぶし銀仕上げをすることでクールな印象を見せる方法もあります。
■長さと幅よって印象が異なるスネークのネックレスチェーン
スネークチェーンは、ひとつの部品の一方にはめ込む穴をつくり反対側に突起をつくることで、部品ひとつひとつを繋げる方法で作られています。中世の甲冑にもこうした技法が使われており、重なり合った部品がしなやかに動く姿からスネークチェーンと呼ばれます。部品同士の感覚が狭く密度があるので、ペンタンドトップなどが無くてもチェーンだけでネックレスとして活用できます。シンプルな形状なので、重ね付けや長さを変えることでバリエーションを増やすことができます。
長さが40～45センチは最もスタンダードな長さで鎖骨と胸の中間にトップがくる長さです。カジュアルな服装に多いUネックなどに合わせるのがおすすめです。50～60センチは鎖骨よりも下で胸元にトップが近づく長さです。Vネックなど首筋がすっきりと見える服装と相性がいいです。50.55.60センチは女性なら胸元、男性ならYシャツのボタンをひとつ開けたくらいに見える長さです。カシュクールや襟元が開いたデザインかハイネックの洋服の上からつけると縦のラインが強調され、細く見える視覚効果があります。また、チェーンの長さ以外に幅によって印象を変えることができます。1.1mm幅は一番華奢な印象の細さです。チェーンネックレスはパーツの密度が高いため、重ねづけをしたいときや首回りが細めの人は、幅も細いほうがシンプルな印象にまとめてくれます。1.8mmは中間幅なので、一本で付けたい時も重ねづけしたいときにも万能なサイズです。2.0mmは一番幅が大きいため、女性がタートルネックを着たときや、男性にぴったりな大きさです。着けるときのシチュエーションや洋服などに合わせて切り替えると良いですね。
