ネックレスを選ぶとき、どんなところを見ますか?ペンダントトップのデザイン、素材、あるいはカラーなど、選ぶ基準はさまざまですが、ネックレスを選ぶときにチェーンに注目する人は案外少ないのではないでしょうか。ところが、最近アクセサリーの選び方が変わりつつあります。愛用しているペンダントのチェーン部分だけを取り替えてみたり、ネックレスチェーンだけを身につける女性が増えているのです。本当におしゃれな人が選んでいるのはどんなネックレスチェーンなのでしょうか。
おしゃれ上級者はチェーンにこだわる
チェーンは輪になったパーツを線状につなげたもの。ネックレスやブレスレットに欠かせないアイテムです。ひとくちにチェーンネックレスと言っても、最近は種類が豊富で、チェーンのタイプによって印象が大きく変わります。中でも特に人気があるのはシンプルながら特徴のあるタイプのネックレスチェーンです。そのまま1本だけ身につけたり、ペンダントヘッドをつけたり、長さの違うチェーンを2本つかって2連コーデにするのもおしゃれ。1本ネックレスチェーンを持っていれば、コーデの幅が広がります。単体でも他のネックレスやチャームと組み合わせて使える便利なファッションアイテムなのです。
定番チェーン3選
ネックレスチェーンの定番は「あずきチェーン」「喜平チェーン」「ボールチェーン」の3タイプです。あずきチェーンは、同じ大きさの楕円形の輪を均等につなげたシンプルな構造のチェーンです。輪の正面と側面が交互に並んでいるのでエレガントにきらめきます。シンプルで華奢な女性らしいデザインなので、小さめのペンダントトップをつけて使いましょう。喜平チェーンもあずきチェーンと同じように同じ大きさの輪をつなげた構造ですが、輪がすべて正面を向いているという違いがあります。そのため、より規則性があるデザインであずきチェーンと比べてボリューム感があります。シンプルながら適度にボリュームがあるので1本だけで使うこともできるデザインです。ボールチェーンは、その名のとおり球状のボールをつなげています。ポップな印象があるので、カジュアルなペンダントトップや、キュートなデザインのペンダントトップと合わせるといいでしょう。
おしゃれ上級者にはアンカーチェーンがおすすめ
アンカーチェーンのアンカー(Anchor)とは船の錨(イカリ)のことです。曲がっている(ank)がアンカーの語源で、錨はアルファベットのUのようなデザインで曲がっていることから発生した言葉です。アンカー(錨)の基本的な形は、Uの字のような形のアームと呼ばれる部分の真ん中に、シャンクと呼ばれる1本の金属の棒が通っています。シャンクの先端にはアンカーリングと呼ばれる四角張った楕円形の金属のリングがついています。そこに長い鎖を通して船体から海に降ろし船を停泊させます。アンカーチェーンは、輪の形が錨についている金属のアンカーリングに似ていることに由来しています。輪の部分が長方形に近いので、シャープでスタイリッシュな印象になります。マリンモチーフのペンダントトップと合わせてもいいですし、シンプルでありながら個性的でもあるので単体でつけてもおしゃれです。
おしゃれなアンカーネックレスチェーンのつけ方は?
個性的なデザインなので、少し余裕のある長さを選ぶのがおすすめです。首の太さによりますが、女性の場合は一般的に45cmくらいが鎖骨の位置。50cmは鎖骨の下くらいにきます。アンカーネックレスチェーンは、デザインを目立たせるように、少し長めの50~55cmくらいがおすすめです。シンプルなデザインのあずきチェーンや喜平チェーンにペンダントトップをつけて、アンカーチェーンネックレスと2連づけにすると、よりおしゃれです。長めのチェーンを選べば、短めのチェーンとの2連づけが楽しめます。
個性的なデザインなので、大きめの個性的なペンダントトップをつけてもいいでしょう。大きめのチャームをつけるならば、胸元くらいまでくる60cmを選びましょう。シンプルなカットソーやニットと合わせると、いつものコーデがセンスアップし洗練された印象になります。
シルバー925はどういう意味?
シルバーのチェーンネックレスには、シルバー925と刻印されたプレートがついていることがあります。Sears(シアーズ)のシルバーチェーンの素材もシルバー925です。925は92.5%を表していて、シルバーの含有率のことです。「なぜシルバー100%ではないの?」と疑問に思うかもしれませんが、シルバーはとても柔らかくて加工しづらく変形しやすいため、本来は直接身につけるアクセサリーには不向きです。そこで、銅やアルミニウムなど硬い金属を混ぜて、硬度を出しているのです。シルバー925はスターリングシルバーとも呼ばれています。シルバー925を使うことで、シルバー本来のきらめくような輝きはそのままで、長く使える強度の強いアクセサリーができるのです。